ファミコンエピソード・ハットリス

ファミコンエピソードその23。
テトリスの大ヒットで名前を挙げたBPSがその勢いに任せて作られた落ちものパズルゲーム、ハットリス
その名前の通り、帽子を5つ積み重ね消していくというもの。
数種類の高さが異なる帽子、シルクハット、王冠、三角帽子のように他の防止を挟むと高さが出て難しくなる帽子がチラホラ。
これだけの説明なら・・・まあありがちなパズルゲームで面白そうに感じるが・・・。
実際にプレイしてみるとじぇんじぇん違う。
テトリスで1面クリアするノルマが25列。
2列や3列消せばその分クリアが早くなるのだが・・・。
このハットリスにはそれがない、本当に1種類ずつ消して行かなきゃならないので作業感が強い。
そして単純に積み重ねるだけなので・・・連鎖とかそういうテクニックが一切存在しない。
それゆえ・・・爽快感・・・ゼロ。
1面クリアごとにセールという機能があり残った帽子を1種類消すということが出来るが・・・。
道中のプレイはただ重ねて消すだけで帽子の種類が増えると流れによっては非常に厳しい状況にすぐ陥る。
ゆえに・・・3面ぐらいでもうギブアップする難易度。
実際ワシも3面以降に行けたことが1度も無い。
すぐに辿り着くこの気持ち・・・。
「面白くない」
そう、爽快感のない作業なので全く面白くないのである。
これを・・・誕生日プレゼントされた少年の気持ちになってみろw。
本当にガッカリするからw。
当時欲しいソフトより親が勝手に「これでいいんじゃね?」で買って来るファミコンソフトがチラホラあって何度か煮え湯を飲まされたことか・・・。
まあホラ、テトリスが凄く面白かったからさ、きっと面白いはず!と最初は思うじゃん?
例え面白いゲーム作った会社だからと油断してはいけないってのを小学生ながら学んだね。