アニメ版のゴジラ映画、GODZILLA 怪獣惑星を観てきた。
シン・ゴジラが物凄く評価高かっただけにきっとハードル上がってやりづらいだろうなあ。
ゆえに・・・ワシは非常にハードル低く見積もって見ようと映画館へ行った。
ネタバレ含むよ？
今作は地上に現れた巨大生物の数々。
ゴジラ以外にも色んな怪獣が出てきたらしいが・・・結局ゴジラが人類も他の怪獣もおかまいなしに撃破しちゃう。
核ミサイル１００発以上喰らっても耐えちゃったという設定。
で、他の星の人が出てきてうんぬんだけどそれでも焼け石に水。
追い詰められて地球を捨てる人類という始まり。
コンセプトはゴジラから地球を取り戻すというぶっちゃけるとゴジラの部分消すとありがちなファンタジー。
感想をいきなり一言で言うなら・・・。
「ゴジラ映画ではない」
ゴジラというキラータイトルを使っている割には・・・ゴジラの良さを出しきれていない。
ゴジラがただの地球侵略者で別にゴジラじゃなくて他の宇宙生物でも成り立ってしまう。
最初こそゴジラが少し出てたけどゴジラが姿表すまでが実に長い。
前半パートでゴジラをこうすればどーにか出来るから地球いくぞーって流れなんだけど・・・。
その説明部分がまあ飽きてくる、絶対子供じゃあ楽しめない。
そういう部分はシン・ゴジラでもあったけどさ。
んで肝心のゴジラだけど・・・ゴジラが既に地球のあらゆるもんぶっ壊した地上だからゴジラ映画にありがちな町破壊は一切なし。
さらに放射熱線が歴代のそれではなくかといってシン・ゴジラでもないビームだったりする。
ただビームの発生や速度はなかなか速い。
このゴジラの設定は常にシールドで守られている。
そのシールドはゴジラ自身が常に発生させているが・・・そのシールドにも僅かに隙があってそこを攻めれば勝てるという内容。
ようは・・・スターラスターやな、わかる人にはその表現でわかるはず。
けどまあ・・・作戦はやっぱり順調にはいかず実は地球にはゴジラの影響で独自進化した生き物もいてそれがまあ結構邪魔してくる。
このゴジラの弱点は背びれにあってゴジラを動けなくして背びれ一斉攻撃すればどーにかなる。
ゴジラを動けなくするやり方は形は違えどシン・ゴジラとほぼほぼ一緒。
主人公の特攻の甲斐もあってゴジラへの攻撃は成功しゴジラは爆発、勝った・・・のだが・・・。
じーつーは・・・。
このゴジラは・・・メインじゃなかった、倒してハッピーエンドみたいな空気を一気にブチ壊すように登場したのは・・・。
さらにおーきなゴジラだった。
ギリギリで勝てて満身創痍で戦うどころか逃げることも叶わず全滅してしまいエンドロール。
エンドロール終わって立ち上がろうとしたらまだあった！
主人公が何かの建物内で目を覚まし不思議な衣装の少女と対面。
で、次回作へという終わり方。
そうか、これ３部作構成だったのか。
正直・・・ゴジラ作品として見るなら物足りない作品。
ただの宇宙モノファンタジーならそれなりに面白い。
ゴジラ映画ならではのもの、ゴジラの魅力を半分も出して居ない。
ただゴジラ映画特有の絶望感はラストシーンでよーく出ていた。
もしかしたら次回作・・・シン・ゴジラには無かったゴジラ映画最大の魅力が出てくるかも知れない。
それは・・・ゴジラＶＳ○○という怪獣対決モノ。
この怪獣対決をやれれば・・・ゴジラ映画の面白さというものが出てくる。
それこそシン・ゴジラには無かったものだ。
予想されるものは２つ。
最初のシーンで動く事も無くチラ見だけで終わったメカゴジラ。
そして最後のシーンに出てきた女の子、これはもしかしたらモスラの巫女では？
さらに言えば・・・他の星も似たような生物に滅ぼされたと話すシーンがあるから・・・。
キングギドラみたいなのが襲来してくる可能性も・・・。
というわけで・・・。
この作品１つだけの評価は・・・当然微妙。
だけど・・・この後の作品次第では・・・変わって来るかも。
ただ映画自体の後味はあんまり良くなかったなあ。
