ゴジラ・キングオブモンスターズ

昔SNKからキングオブモンスターズという怪獣プロレスのゲームがあったんだよあ。
2はファイナルファイト的なベルトアクションだったけど。
そしてそのキングオブモンスターズというタイトルを使った怪獣映画。
ゴジラ・キングオブモンスターズを診て来た。
以下ネタバレあり
USAゴジラの数年後の世界、あマグロ食ってるヤツじゃないよ?w
今回は吹き替え版じゃなくて英語字幕版にしました。
だって渡辺謙、いやケン・ワタナベの英語を観たかったからw。
このチョイスは大正解だったなあ。
ちょいちょい出てくるゴジラというワード、他の演者さんは「ガッジーラ」だけどケン・ワタナベだけは英語の中にしっかりと「ゴジラ」と日本語読みな発音を混ぜてくる。
これは・・・こだわりの演技だね。
今回出てくる主要怪獣はモスララドン、そしてキングギドラ
日本版のモスラは徹底した守り神的存在だが・・・USA版では普通に怪獣扱い。
しかもモスラは最初幼虫でそのままの姿で戦って負けて傷ついて繭張って成虫になるって基本の流れがあるのだが・・・。
特に傷つけられることも無く滝に普通に繭張っちゃってるし・・・。
それじゃあ微妙に面白くないだろ!と思わずにはいられなかった。
かつて東京タワー、国会議事堂に繭を張ったというのに・・・USA版なら自由の女神に繭張るぐらいしても良かっただろーに。
肝心のストーリーは・・・案外薄いかもw。
ゴジラ出現から数年、各地に存在している怪獣数10体。
主人公家族のオカンが怪獣と会話、会話というか波長を合わせコミュニケーション取れるような機械を作ったところから。
んでよくありがちな怪獣が人類滅ぼして地球を浄化するべきという団体が怪獣をその機械を使い眠っているキングギドラを蘇らせようという展開。
その団体が悪の元凶かと思いきやその機械を作った主人公家族のオカン、これが実は元凶で言いだしっぺ。
怪獣を利用し文明を破壊しようとした張本人、んで娘に機械奪われ娘がピンチになりやっぱ助けようということでオカン、そしてオトンが・・・という流れになるんだけどさ・・・。
3人揃ったところで家族愛ハッピーみたいな空気出すんじゃねーよ!とか思ったわ、お前のせーでこんなことになってるんだろ!と率直に思ったわw。
まあそのままハッピーな終わり方にしないのは褒めよう、オカンのほうが最終的にキングギドラの気を引くために自ら囮になって死亡。
ちなみに今回、オキシジェントデストロイヤーが久しぶりに登場。
初代ゴジラを倒した最終兵器なのだが・・・ただの環境破壊兵器なのは言うまでも無いか。
今回1番の見所は・・・やはりケン・ワタナベ。
ゴジラの発音だけではなく普通に「ゴジラだ!」というセリフが出たし。
今回・・・訳あって眠りにつくゴジラを目覚めさせるために死ぬ覚悟でゴジラを起こしに行く。
眠るゴジラを前にあえて「日本語」でゴジラに喋りかける、ご丁寧に英語字幕が出るんだよね。
どんなことを喋ったか、それは自分で観てみよう。
叫んでいい映画館だったら渡辺謙最後のシーンは叫んでただろーなあw。
さて怪獣映画ならではの怪獣アクションは・・・少し物足りないかなー?
いや、悪くは無いよ?ただアクションの尺が全体的に短いように感じた。
ゴジラキングギドラの首を1つ引き千切ったらその次の場面では新しい首が生えてくるというなかなかの絶望感。
そのギドラに1つだけ可愛いシーンがあったり。
怪獣との波長合わせる機械で攻撃しないようにするシーンで真ん中の首が他の攻撃しようとする首を「攻撃しちゃダメだよー」と軽く噛んで注意するところね。
ちなみにモスララドンとバトル、空中戦はなかなか良かった。
最終的には近接でモスラが勝つんだが・・・そんな攻撃できたんだ・・・という勝ち方。
ゴジラは今回久しぶりにバーニング化するんだよね、ただ日本版とは少し違って死ぬわけじゃないが。
キングギドラを倒したことで他に残ってた世界中の怪獣がゴジラに平伏して終了。
その後怪獣の影響で少しずつ自然環境が良くなっていくと紹介されていくが・・・。
明らかに・・・次回作・・・アレとの対決を匂わせていたなあ。
作中にも頻繁に「髑髏島」というワード出て来てるし。
エンドロールが始まっても席を立たないこと。
最後に環境テロリストキングギドラの首を手に入れたところで終わる。
これは何を意味するのかな?メカキングギドラか?それともメカゴジラか?
この作品は・・・TOHOシネマズとかで観られる劇場が揺れたり色々する4Dって言うんだっけ?それで観ればより面白いだろうね。
1300円出す、いや1800円出す価値は十分にあるわ。
ただゴジラマニアは納得行かないシーンはそこそこあるので要注意。