ありふれた流れにならなかったパンナコッタ・フーゴ

先週ボスに腹を貫かれたところで終わったわけで。
その少し前の待機中のチームブチャラティ
こっそり隠し持ってたチョコを食べようとしたらミスタに見つかったナランチャ
一方ジョルノはブローチがボスに取り付けられ移動していることを察知。
フーゴが水ついでにボスの指令は他のメンバーは「上陸」してはならないということを忠告。
すると・・・いつの間にかチョコを頬張るナランチャ、いつの間にか水を飲んでるフーゴ
アホヅラであめーと言うナランチャだが、その後の至福顔で食べる顔カットしちゃったかあ、それは必要だよお。
何かがおかしいことに気付くジョルノは再び島に上陸、するとアバッキオが阻止しようと・・・。
いや、ともに島に上陸。
この時間が飛ぶ演出は・・・アニメだと非常にわかりやすいなあ。
異常事態を察知し教会に駆け込むジョルノ、そのタイミングでブチャラティからの電話。
そして先週までの場所に繋がる。
しかしブチャラティは腹ブチ抜かれた程度ではまだ怯まない、逆に腕をジッパーで固定しボスに攻撃。
改めて攻撃に入るブチャラティ
そして・・キング・クリムゾンの能力が発動される・・・!
ブチャラティのスティッキーフィンガーズの未来の動きが見えそれに合わせて動くかのように本体が追いかけるアニメーションにしてきたか。
残像の逆演出みたいやね、例えるなら真・サムライスピリッツ橘右京の技みたいなもんか。
そして発動中はどう動いたかはボス以外は認知できず、消し飛ばされる時間の中を自由に動けるのもボスのみ。
この面倒な能力は当時からなかなか理解されにくい能力でわざわざ解説文まで書いてくれるサイトもあったりしたなあ。
そしてブチャラティの攻撃はハズれ今度こそボスからの攻撃で致命傷を追ってしまう、完全に心臓にまで達しているね、即死してもいいレベルで。
戦闘不能になったブチャラティをほうって今度はトリッシュに向かうボス。
ボスにとって娘は自分の存在を脅かす厄介者でしかなかったというのを改めて再認識。
しかしここで異変を感じ取ったジョルノがボスにつけていたブローチを何とスタンド能力を持った亀に変えてボスを亀の中へと閉じ込めるッ!
正直・・・当時も今も思っていることなんだが・・・ズルいw。
あとなんで全く同じ能力持ってるのさ!そんなことできるのさ!ゴールド・エクスペリエンスはそこまで万能なのかよ!と当時は突っ込んださ!
きっと今アニメ見ている視聴者も相当数突っ込んだハズだ!
もう動けなくなったと思われたブチャラティはそれを見てもう少しだけ動けるように!
任務は終わっただと?違うぜ!まだ続いてる!トリッシュはオレ自身の命令で護衛する!と覚悟を決めるブチャラティ、もう主人公だよなあ。
ボスの能力を大体察知し普通に戦ったのでは勝てないと悟り今は逃げる選択をするブチャラティは亀を排水溝に落としトリッシュを運ぶが・・・既に致命傷でボロボロなので素早い行動が取れない、あと自分のキズをジッパーでどうにかできないかなー?とか思ったり。
しかし案の定ボスが既に亀を脱出しており再びブチャラティの前に立ちはだかる。
ここで最悪なことにジョルノが最初から裏切るつもりで組織に入団してきたことまで読まれてしまう。
ジョルノのことまで読まれたという絶望感は当時は読んでてヤバかったよなあ。
そのまま休んでいれば2階にはいけないがあの世には楽にいけるってセリフもちょっとだけ面白いと思ったり、ボスのくせにちょっとだけ面白いことを言うのが荒木ワールドだよなあw、
未来が読めるというのならさらに読めばいいというブチャラティの奇襲攻撃がボスにヒッ・・・とはせずギリギリのカスリ傷。
危ないところだったが回避し改めて攻撃を仕掛けるが・・・ブチャラティは攻撃をかわされる前提での行動だった!
相手が能力でかわすのならそれすら利用するという発想が面白いんだよなあ。
そしてブチャラティのあえてハズレた攻撃で割れた柱はジッパーで閉じボスの攻撃を逃れ上の階へ。
1階には既にジョルノが駆けつけ合流しジョルノが急いで治療・・・!したのだが・・・。
既に動かないブチャラティ
目に蝿が止まっても動かない、ジッパーが消滅していき切り落とされジッパーで繋いでたトリッシュの腕からも大量の出血。
心臓も脈も止まっているブチャラティ・・・。
どう見ても死んでいるのだが・・・ブチャラティの魂が戻ってくる描写がされ・・・再び動き出すブチャラティ
ギリギリ間に合った!と思うわな。
その背後ではボスが射程距離まで近づいてくる。
急いで逃げろ!と叫ぶブチャラティ、ジョルノは・・・ノートパソコンを飛び魚にして飛ばしパソコンを壊し大きな物音を立てる。
これにより他のメンバーも急いで現場にやってくる。
ジョルノからすれば他のメンバー呼んで総力戦でもやりたかったのかも知れないね。
ブチャラティの怪我とトリッシュを連れ帰って来てしまっていることに異常事態を察知するメンバー。
さすがのボスも6人同時には相手が出来ない、いや多分まともに戦えば勝てないことはないけど姿を見せたくない!という一心があるからこそ攻撃が出来なかったわけで。
そのボスの用心深さでどうにか逃げることには成功。
そしてブチャラティは他のメンバーにはっきりとボスを裏切ったと宣言。
さらに一緒に行動すれば同じ裏切り者になり安全が無くなるからここでメンバーと別れようとする、がジョルノはそんなブチャラティの見せた優しさよりもっと重要なボスを倒すことを優先させるためにちゃんと説明し仲間が一人でも多く必要だと諭す。
普通なら主人公が優しさを見せて決別するところだがさすがDIOの子だけあってこういう場面でも冷静に冷酷なことがいえるのがジョルノの凄味ってヤツやね。
当然食って掛るアバッキオ、するとブチャラティが倒れダメージが回復仕切れてない様子だが・・・。
血液を失ったから倒れたというがそれをすぐに原作では直接血も作ったのでそんなことありませんって否定するがアニメでは心情に変わってたね。
しかしブチャラティはダメージが残っていたどころか・・・ダメージが無くなっていた。
手に釘が刺さって貫いても気付かないほどに。
そしてブチャラティが裏切った理由を説明、ギャングだけど正義の信念を貫くために。
5人の表情は様々、特に泣き出しそうなナランチャの表情が実に切ない。
組織に歯向かう=確実な死というのは痛いほど知っているだけに普通なら自ら死にに行くようなマネは絶対しないのだが。
ブチャラティの言い分は確かに正義で筋は通っているが危険しかない。
当然頭脳派フーゴが真っ先に否定、誰も着いていく者はいないと。
これにアバッキオも賛同し自殺行為だと否定するが・・・。
アバッキオが求めていたのは・・・頼れる相棒!
自分の失敗で死なせてしまった相棒の影をどこかで重ねてたであろうブチャラティを相棒と信じ一緒に行動することこそが1番の安息の場所という決断をしブチャラティについていく!
「俺が落ち着ける所はブチャラティ。あんたと一緒の時だけだ」
このセリフと表情見た時は震えたね、真っ先に行動を起こしてくれたのがアバッキオってのが結構予想外で当時は・・・そして今も震えたね。
それに引っ張られるようにミスタもボスを裏切ってくれることに。
一部ではミスタが動いたこのタイミングは最初にボートに乗ってたら4人目になっていたから躊躇していてアバッキオが動き4人目じゃなくなったからすぐに動いた説もあるんだよね。
ミスタはミスタでこんな状況でも楽観的でブチャラティなら倒せると信じ自分も幹部になれると調子のいいことまで言い出す、これがミスタのいいところだよなあ。
当然理解出来ない2人の行動に狼狽するフーゴ、こういう頭脳派キャラはみんな着いて行っちゃって最終的に「しょうがないなー」ってなって着いていくことになるものだが・・・。
こんな切迫した事態に慣れてないナランチャは決心が付かず、命令すればどこでもついていくというがそれを冷たく突き放すブチャラティ、ついてくれば確実に死ぬということも察しているからこれ以上犠牲者を出したくないという心情なんだろうな。
こっからアニオリセリフがかなり追加。
フーゴのセリフがだいぶ追加されてたり。
こんなのは50歩100歩の問題じゃないか!とちょっとブチャラティを説得し始めてるね。
そして5人を乗せたボートは島から離れていく。
フーゴが最近知った会話もろくにしたこともなく好きな音楽も知らない女のために!って言うのが荒木先生の表現っぽくていいね、特にどんな音楽が好き~の部分。
さらに何かブツブツ言ってるフーゴ、この辺はアドリブなんだろーね。
ナランチャトリッシュを過去に親からも友人からも捨てられた自分と重ね合わせ・・・。
ボートの上では気絶しているトリッシュをとりあえず亀に避難させようとしジョルノが気付く・・・!
そして事実を伝えるのではなくただ後ろを振り返ってくださいという辺りにナランチャの気持ちを汲み取ってるのが解る。
後ろには泣きながら泳いでボートに向かってくるナランチャ
それを嬉しそうでどこか悲しそうな表情で見るブチャラティがなんともいえない。
きっと黙って組織に入団してきたときもこんな表情だったんだろうなあ。
原作だと黙って少しうつむいて立ち尽くすフーゴだったが、セリフが追加されナランチャ、お前まで・・・バカが、殺されるぞ・・・と。
さらにこんな馬鹿げた裏切りには乗れない、正しいバカにはなれない・・・とどこか悔しそうな表情。
ボートに追いついたナランチャを出迎えるメンバーにもアニオリでセリフ追加されてたね。
決断が遅せぇーんだよとミスタ。
どうなっても誰かを恨んだりするんじゃねえぞとアバッキオ
君の勇気に敬意を表しますとジョルノ。
そしてフーゴに対しても・・・。
フーゴの野郎来なかったなとミスタ。
判断はそれぞれの問題だとアバッキオ
これが後の恥知らずのパープルヘイズへと繋がるのだがそれはまた別のお話。
普通の作品ならどっかで再び助けにやってくるもんだが・・・1度も出てこないという展開になるのが荒木先生の作品の凄さというか・・・まあ、先生は登場させたかったみたいだけどかつての仲間同士で戦わせるのを描きたくなかったというしタイミングもなかったって言ってたからしょうがないか。
最後に電話の声でスクアーロと会話してる部分・・・ボスとは違う声だったが・・・これがティッツアーノなのかドッピオなのかは次回以降ってことになるのねえ。
で、来週はまたもや総集編。
そういう尺があるならもっと話数増やしてさあ・・・足りない部分補ってくれよ!
残り18か17話ぐらいで最終回までやるんでしょ?
果たしてどれぐらいまたカットされちゃうか心配だなあ。