その場の適応力だけで戦う

ジョジョ38話、まずは川尻浩作になりきっている吉良の遅刻の電話から。
電話しながらペコペコしちゃうのって日本人ならではだよなあ。
アニメーションにあるとペコペコ回数が多いこと多いこと。
最後のお辞儀のところだけちゃんと深々とやってるのが笑えるね、カラテカみたいに。
そして吉良なのに川尻浩作めとか言っちゃうあたりプライドが高いんだろーね。
んで淡々と仗助に接近戦での能力が劣っていることを認める、単純な実力という意味では過去のボスの中ではかなり弱い部類になるんだろうけどね。
そもそもジョジョの場合は段々敵が強くなっていくという流れじゃない、特に4部は。
その辺はコミックに作者コメントに詳しく書かれているんだよね。
んでカットされるかと思った隣人男性が出てくるとは意外ッ!
声も大体イメージどおりw。
何気にこの時質問を質問で返してるのよね吉影さん、自分がそれされるとキレるというのに。
んで原作通りパンティーを爆弾にしてトラップおくんだが・・・下着が無駄に無駄に無駄にリアルにそして丁寧に描かれているのが笑える、ドコに力入れとんねん。
そして爆死するわけだが・・・目玉が微妙に残ってラッキーというシーン、まさか目玉単品だと黒塗り修正入るとは・・・。
そしてOP・・・効果音入りバージョン、つまり最終回仕様か、ということは次回OPカットが想像できる。
CM明けて電話線が切られた!という部分、1999年設定でもそこまでケータイは浸透してないってことだよなあ、高校生や小学生が持つにゃあゼータク過ぎるか。
そして仗助は億泰が死んだことを受け入れ完全戦闘体勢に入る、つまり覚悟を決めた。
部屋という狭い空間で戦うことを選んだ仗助だが・・・。
一向に家に乗り込んで来るかと思いきや気配なし。
すると早人の背後から空気弾が・・・。
そして仗助は久しぶりに「グレート」。
空気弾は点火型、何故か見えないはずの仗助の動きがわかる吉良。
また新たな能力目覚めたのか?と当時は思ったよ。
2階へ追い詰められた仗助は新たな攻撃、ガラス破片を発射。
ついに爆弾を受けてしまうが微妙に致命傷を避けられるのは主人公補正だよなあ。
木の破片とか突き刺さって痛そうに見えるが爆撃によるダメージが微妙にわかりにくい。
一方ガラス片は無情にもガードされはじかれてしまう。
倒れた仗助を引っ張って運ぼうとする早人に対しそっちじゃねえという仗助のまだ闘争心を失って居ない諦めていないということ。
そしてここでクレイジー・ダイヤモンドのギリギリ出来る範囲の適応力が明らかに。
自分の血でも外へ出て固まったのならもう自分のではないという認識・・・まあかなりのご都合主義と思われてもしょうがないか。
土壇場で飛び出した仗助による自動追尾弾、むしろ最初の軌道を弾いたほうが危険だったという。
最初の軌道だとそのまま服に目掛けてだが・・・弾いて後ろから背中を貫通するッ!
マンガだと背中あたりの骨バッキバキに砕いて貫通するんだが・・・さすがにエグイからアニメではカットなのか。
DIOやカーズならそこまでのダメージではないが・・・吉良はあくまで一般人だからまあダメージでかいでかい。
吉良も覚悟を決め最後の攻撃を仕掛ける、今までで一番大きな空気弾を発射してくる。
もうそこまでしなくてもいいのにあえて一番大きな空気弾、これが吉良のおごりというべきか。
ダメージが大きくて焦ったというか、ここ一番で焦るという吉良の弱さが出たね。
そして追い詰められて仗助の土壇場の判断力が光る、ケータイ電話を持っていた吉良を推理し・・・あることに気が付く。
それは・・・吉良の唯一の味方、父親の存在。
早人の服にひそかにもぐりこんでいた、服を燃やしてまさにあぶりだした。
新たな能力ではなく案外単純な方法で攻撃をしていたわけで。
千葉ちゃんボイス全開で吉良パパが飛び出してついでにケータイ奪取。
奪取した際に通話口を指で抑えて現状を聞こえないようにしているのはいいアニオリだ。
そしてちゃんとヒソヒソ声で電話をする仗助、ここちゃんと原作通りで安心した、声優さんもいい仕事しているね。
空気弾をこれであっさりスルー、しかしそれだけではなく吉良の親父へと誘導する。
そして・・・点火、いつにない大爆発が起こる。
吉良の親父もついに消滅・・・!
あまりにも大きな爆弾だったために家のあちこちにダメージ、さらには物音、煙まで上がる。
さらにアニオリとして承太郎、康一、露伴がこれに気付くシーンの追加はいい演出。
そして倒したと勘違いした吉良は電話相手が仗助で自ら父親にトドメをさしてしまい動揺する。
その間に・・・もう1発・・・仗助の自動追尾弾が・・・命中するッ!
勝て無いと察した吉良は逃走を図ろうとするがダメージが大きくすぐに動けない・・・。
苦しみながらもこういう事態はいつも乗り切ってきたと言い聞かせる吉良。
ピンチこそ最大のチャンスだと・・・結構な名言。
そしてついに・・・仗助が・・・射程範囲内に・・・入った!
出しな、テメーの・・・キラー・・・クイーンを!この部分、シビれる実にいいね。
そして間があり・・・同時に攻撃を仕掛けるッ!キラークイーンが爆弾に変えに来るが・・・それよりも早く仗助の攻撃が吉良にヒットするッ!
立て続けに吉良のキラークイーンの攻撃を弾きどんどんドララララー!とブチ混んで決着ッ!かと思われたその時・・・!
攻撃されたと勘違いした猫草による空気弾が発生するッ!
そのまま触れるだけで爆発する接触弾に変え最後の攻撃ッ!
完全に不意をつかれた仗助に回避する術は・・・なかった・・・!
運命は吉良吉影に味方・・・してはいなかった。
接触弾は・・・空間を削り取ったことにより軌道がかわり・・・死の淵から目覚めた億泰により・・・削り取られてしまう!
実は億泰の能力が吉良にとって色々天敵なんだよね。
そして億泰は語る、兄・刑兆に出会ってた時の話をする。
兄にずっと頼っていたが・・・自分自身何をすべきか・・・それを自分で判断し戻ってきたッ!
それと同時にずっと頼ってた兄へのコンプレックスを払拭した瞬間でもあるだろうなあ。
仗助はそれどころじゃねー!という態度で思いっきり悪態をつく、しかしこれは嬉しさの裏返し。
それを十分億泰も理解しているこのやり取り。
泣きながら怒るけど少し笑っているこの仗助の表情が全てを物語っているよね。
さらに億泰は空間を削り取り猫草を強奪、よく抑えていられるなあ。
能力を封じられた吉良にさらなる追い討ち・・・そこへ・・・爆発を聞きつけた承太郎、康一、露伴が到着するッ!
ここで初めて完全決着だ!と確信したわ。
サイレンが鳴り響き消防車も近付いてくる中・・・他の3人も自体をゆっくり把握し、スデに闘いが始まっていたことを理解する。
そして早人が吉良にビシっと決め台詞をつきつけて・・・次回ッ!
このタイトルを見ただけで涙が出そうになる。
「さよなら杜王町・黄金の心」
このタイトルが・・・ついに次回になったしまったか。
昨年、4部のアニメ化が決まり先行アニメ絵が公開された時に物凄くガッカリ感が強くアニメ化は大失敗になると危惧していた。
それは大多数のファンが同じ事を思っており中にはワシを含めアニメ化中止を叫んだほどだった。
いざフタを開けてみたら・・・製作スタッフの予想以上の頑張りにより酷い作画崩れというのはほとんどなかった。
ただ色んなセリフのカットがあり完全な原作重視にはならなかったのは非常に残念だが・・・。
それは3クールという限られた時間内でやらなくてはならない厳しい条件だった。
そんな厳しい条件でもここまで頑張り持って来れた。
素直にスタッフに敬意を表するね。
1〜5部の中で一番泣ける内容になっているのって実は4部なんじゃあないかなー?と思っている。
今週末、金曜日深夜・・・終わってしまうけど・・・楽しみだ。