ワシの不器用さが招いた実力

格闘ゲームに出会ったのはもう20年以上も前。
まあ、ストⅡだわな。
スーファミ版でかなりやりこんだ。
だがしかし・・・十字キーとゲーセンのレバーへの対応というのがなかなか出来なかった。
その結果・・・技全てタメ技で連続コンボがあんまりなかったベガを使うようになった。
ワシは最初ねえ、必殺技が出せなかったのよ、全く。
だから通常技ならカンタンに出せるってことでそれをマスターしようと思ったのよ。
で、タメ技ならなんとか出せたのでそれだけで格闘ゲームを生き残っていこうと思った。
変に何かを覚えるぐらいならそれ一筋でいけば極められると。
スーパーストリートファイターⅡXまではそれで生きていけた。
だが、これが餓狼伝説とかヴァンパイアになったらまるでダメだったなあ。
そこにKOF94と出会ったが、まあヘタだったよ。
レバーにも徐々になれてきたが連続技が出せないで苦しんでたよ。
そんなある日、レバーの持ち方変えたんだよね。
そしたらさ、やっと十時キーのように動かせるようになったんだよ。
いわゆるワイン持ち、中指と薬指の間にレバー通して包むように持った。
ちょうどその角度がスーファミコントローラーの十字キーと同じ感じになったから良かったんだろうね。
ストⅡブームが1991年ぐらいからだから94年、3年掛かったんだよね。
しかしその3年の間に、ずっと通常技を磨き続けたおかげで格闘ゲームの基礎が磐石なものとなった。
なんだかんだ言って、格闘ゲームの基礎は基本一緒。
初見のゲームでも初キャラでも基礎さえあればある程度こなせる。
格闘ゲームブームの中、みんな波動拳出したり昇龍拳出してワーワー言われてた時代にひっそりと通常技ばかり練習してたのは間違いじゃなかった。
結局必殺技にこだわるやつは肝心なところで負けたりする。
対戦格闘ゲームにおいてやっぱり勝つことが大事なので弱パンチで倒そうと必殺技で倒そうとさほど変わらないと思っている。
必殺技にこだわらない、この姿勢がKOF95においてハイレベルな地元で生き残れた。
クラークを使用して1番多様したのが遠距離立ち大キック。
このボタン1つ押すだけで出る通常技だけで勝ち進んだ、相手の必殺技をそれで潰し、飛び込んで来るならボタン1つでそれを撃沈。
面倒なコマンド入力なんてないから相手がジャンプした、必殺技出した!その瞬間すぐにボタン押して反応すれば反撃、カウンターが出来た。
相手からしたら先読みされてるかのように潰される状態だったが、そんなことはない。
こんなカラクリよ。
普通=相手アクション→コマンド入力→ボタン押すも間に合わない
ワシ=相手アクション→ボタン押す→撃墜
実にカンタンだよ、手間を1つ削っただけなんだから。
もっとプロならボタンを押すだけの手間のように必殺技出せるんだろうけどね。
ただワシにはそれが少々荷が重いと思った。
まあ・・・ゲームやりこめばやりこむだけ反応速度というのが上昇し撃墜しやすくなっていったのは言うまでも無い。