ファミコンエピソード・スターラスター

ファミコンエピソードその19。
名作シューティング、スターラスター
当時としてはかなり珍しいタイプのシューティングゲーム
コクピットビュー型で弾が連打出来ない、1度に最大2発までのビーム。
まだビームが出てる時にビームを出そうとすると先に出てたのが消失。
ゆえに確実に敵に当てる正確性が重要になるこのゲーム。
敵の攻撃も喰らったらシールドメーターが減るというものですぐには死なない。
少し時間が経てば減ったシールドメーターも回復する、なので連続で喰らわない限り最初は死ぬことはない。
ただ・・・当然強い敵が居てそいつの攻撃を喰らったら1発アウトってのはしょっちゅうある。
一つの部隊のボス的存在・・・ディスラプター動きこそ遅いが・・・耐久性は非常に高い。
近付いてきてこっちのビーム連打を耐え抜きこちらに真っ直ぐ反撃のビームを打ってくる・・・これでまず大抵のプレイヤーが地獄を見る。
ノーマルモードでもディスラプターは脅威。
アドベンチャーモードではさらに・・・。
ダメージを受けると時々エンジン、CPU、シールドのいずれかが故障することがある。
そういう時はBASEに行き修理する、すると時々ビームやシールドが強化されたりもする。
エネミーから惑星を守り抜きエネミーを殲滅するのがこのゲームの一応の目的なのだが・・・。
アドベンチャーモードには・・・裏の目的があり、エネミーを倒しつつ・・・暗黒惑星を見つけ出しそれを破壊することが真のエンディング条件となっている。
一応子供の頃からそれは知っていたのだが・・・オトンがよくチャレンジしては失敗してたので非常に難しいってのだけは幼少期に理解していた。
攻略本もあるんだが・・・攻略本1つでどーにかなる難易度じゃあない。
ワシも大人になってからどこでもセーブ&リトライを繰り返しようやく暗黒惑星を発見することが出来た。
このゲームには基本、スタート時クリア時ゲームオーバー時にしかBGMが流れないのだが・・・。
その暗黒惑星に入った瞬間・・・突然おどろおどろしいBGMが流れ始める。
今でもあの時のゾっとした感覚は忘れない。
これはとんでもないヤバイゾーンに入ってしまったのだと本能で察した。
それまでのエネミーの色は青、灰色、薄紫だったのだが・・・ここでは全て黒。
何とか頑張って倒していくと恐ろしい光景が出て来る・・・それは・・・真っ黒なディスラプターが2体以上出て来ること。
ただでさえ厄介なディスラプターが2体で驚異の耐久力と喰らえば即死のビームをこれでもかと放ってくる。
何とか撃破していくと・・・レーダーに全く動かないポイントが出現。
そいつが暗黒惑星だ・・・無限に2体ずつ涌くディスラプターをかいくぐりながらポイントに辿り着くと・・・確かに存在した。
真っ黒な惑星・・・暗黒惑星を・・・これがまたディスラプターに負けず劣らずの猛攻を仕掛けて来る・・・。
しかも相手はその場を動かないから逆にこれが危ない、こちらも照準合わせるために止まったりしないといけないのだから。
止まると・・・ディスラプターが迫って来てあっという間に爆撃される。
ビームを強化していても32発もかかる。
これを叩きこんだ末に暗黒惑星を破壊した時は流石にガッツポーズが出たわ・・・。
まあ、セーブ&リトライのおかげなんだけどね。
これをしないで暗黒惑星破壊出来るプレイヤーは恐らく世界中探しても20人もいないだろう。
難易度ははっきり言ってスペランカーたけしの挑戦状魔界村、と名だたる難しいゲームより上というのは間違いない。