処す?処す?

まさか今週号のジャンプで磯部磯兵衛物語が最終回を迎えるとは・・・。
結構ショックなんだが・・・。
思い返せば・・・ワンピースの尾田先生がうっかり病気で連載に穴を空けてしまったことがあり(休載はしょっちゅうだけどね)代打で読みきりやったら妙にウケちゃったのが全てのきっかけ。
まあ浮世絵ギャグマンガなんてジャンルなんて今まで無かったから斬新だったなあ。
あれよあれよで連載にまでこぎつけちゃったし。
しかも簡易とはいえアニメもすぐに始まったし。
この作品を爆発的に面白いと思えたのがあの名言。
徳川さんちの大名行列に平伏しない磯兵衛に対し長男が・・・。
「あいつ頭高くない?」
「どうする兄ちゃん、処す?処す?」
この「処す」という古くも新しい表現が爆発的にヒット。
一気に作品の知名度を高めたなあ。
その後はジャンプ巻末マンガとして4年も君臨してきたわけで。
超人の母親、無敵の先生、春画求めて来航ペリー、スタンドのような宮本武蔵、海坊主。
書き出したらキリがないなあ、とにかく酷いネタばっかりだった。
1番笑ったのは遠足に行って帰ってきたら磯兵衛他多数が男塾風に顔が変わってた回かなあ?
アレは立ち読みして噴出したわ。
そういえば・・・記念すべきコミック第1巻が発売された時・・・。
予想に反して売れちゃって全国の書店から磯部磯兵衛物語が消える磯兵衛ロスが起きたのは有名。
集英社があんまり売れないと思って初版少なく刷ったのが原因。
当時中には本屋5件探しても売ってなかったと嘆く人もいた、ワシじゃないぞ。
まあ、これも1つの時代の流れだね。
ジャンプギャグマンガの歴史に間違いなく残る作品だったと言える。