アニメ声=声優向きという考えは甘い

たまーーーにいる。
女の子で妙に甲高い可愛い声を出す人いるよね。
で、その人はきっと言われるだろう。
声優向いているんじゃないのか?と。
その考えは・・・実に浅はか。
声の質より必要なのは・・・演技力だよ。
変わった声が出せるだけならそんなもん誰にだってヘリウムガス吸えばどーにでもなるだろ。
声だけの演技、カンタンに聞こえるが実に難しい。
魅せる演技ではなく耳で感じ取らせる演技。
そしてそのキャラになりきる演技力、「あ、ホントにこのキャラが今喋っているんだ」と錯覚させる、それが必要。
なので・・・ワシは一部芸能人がなんちゃって声優を務めるというのが大嫌い。
せっかくいいアニメーションでアニメの世界観に浸っているのにそれをぶち壊し現実に戻す酷い棒読みなセリフ。
明らかにそのキャラではなく、その芸能人が喋っているとしか感じられないアフレコ。
そういうのは本気で虫ずが走る。
声優というのは実に繊細で難しい、それが実は世間的には全く認知されてないんだよねー。
まず声優業が食っていくのに非常に厳しいという現実。
それが一部にしか知られていない。
そして冒頭にも書いたが、声が可愛いだけで成り立つと思われがち。
なんでこれらがあんまり認知されてないんだろーね。
とあるベテラン俳優さんがゲームのキャラの声優をやった時にその俳優というネームヴァリューを消してそのキャラになりきってる声を出して演じていた時には震えたね。
これが・・・俳優の本気か、と。
本当に演技が出来る人というのは声1つで自分の存在を全くの別人に変えることが出来るのだから。
なので・・・。
今の芸能界にいる女優さんたちよ〜。
試しに萌えアニメのアフレコやってみなよ?
絶対演じれないぜ?
まあ、中にはきっちり演じれる人はいるだろうけど。
演じる、ワシには絶対出来ない領域だから本当の演技が出来る人は心から尊敬するじぇ。