カイジ・ファイナルゲーム

久々に「映画」のカテゴリー使えた記事書けるw。
というわけでカイジ・ファイナルゲームを観てきました。
設定はオリンピック後に過去最大級の不景気になった日本。
失業率が異常に上がり物価の高騰、さらに加速する貧富の差。
日本国内の産業はその間に外資系企業に次々に乗っ取られていく。
どんどん増えて行く国債
消費税20%、年金6割カット、生活保護打ち切り。
それでも国の借金は減らず増えるばかり。
そこでひそかに政治家らがとった最終手段。
それは・・・国民の口座の差し押さえ。
国民全ての口座を差し押さえ国の借金をチャラにしようと水面下で進めていた。
円の価値が無くなり替わりに新しい貨幣が導入されることに。
しかしその発表を前に一部の政治家、富裕層だけがその事実を知らされ経済破綻を免れるという流れ。
そのことに一人の余命少ない大富豪が立ち上がりあるゲームを開催。
そこで優勝し賞金を断りさらに上を目指そうとするものが集められようとしていた。
物語の主人公カイジは・・・元帝愛幹部・黒崎の派遣事業の下、搾取され続ける毎日を送っていた。
そこへ現れたのは・・・ハンチョウ・・・大槻だった。
設定がまあありえないんだろうけど・・・なかなか妙なリアリティがあってゾクっとした。
最悪な流れになればきっと同じように日本もこうなってしまう、あくまで最悪な流れになったら。
んで・・・割と序盤、最初のほうに・・・居ましたよ、あの御方がwwが。
政治家らが会議している場面で急に棒読み大根芝居をする人物が・・・!
そう・・・原作者、福本伸行先生っ!
1作目、モブで叫ぶだけ。
2作目、肉!食ってよーし!と乾杯の音頭
そして今回、今までで1番長いセリフを言うてましたよw。
ただ、黙ってそこに座っていれば「あ、こういう政治家いるよなー」という雰囲気は出ていたw。
出てくるギャンブルは・・・4つ。
バベルの塔
ドリームジャンプ
人間秤
黄金ジャンケン
もちろんカイジの世界で「平等」なギャンブルなんてありません。
全て何かしないと勝てないギャンブル、知らないと確実に負ける。
カイジよりゼロのほうが近いかもね。
そしてそれぞれのギャンブルに協力者が・・・。
ハンチョウ大槻、坂崎のおっちゃん、遠藤金融の遠藤さん(女性w)の登場。
逆転!そこからさらに逆転、また逆転。
歓喜から絶望、絶望から歓喜
一見無意味なシーンに隠されていたフラグ。
予想外の駆け引きの連続でかなり見入ったわ。
ただ・・・もうカイジじゃねーなあという感想はある。
何せ原作の今のカイジの流れがアホみたいな流れだし。
あとカイジ藤原竜也というのは・・・やっぱ少し違うなあw。
かっこよすぎるもんw。
なので藤原竜也のギャンブル映画として観たほうがいいかもね。
とりあえず今年の映画の中では上位に残るとワシ評価。
しかし・・・昨日は初日で金曜日の7時ぐらいだったのに・・・結構ガラガラだったなあ。
土日でぎっしりだったりするのかな?
それとも・・・そんな期待されてないのかな?