有馬記念ウィーク突入

さて世間はいよいよグランプリ・有馬記念で盛り上がってまいりました。
今日から毎日スポーツ新聞の見出しが競馬という競馬ファンはニヤニヤしちゃう瞬間でもある。
たまには有馬記念の思い出でも語ろうかな。


16万人が沈黙


これは2005年の有馬記念
そう、ディープインパクトが3冠達成して出てきた有馬記念
それまで差し・追い込み競馬をしてきたハーツクライがこの有馬記念でまさか先行策に出るという奇策。
ディープインパクトの追い込みに勝つには同じ場所からスタートしたんじゃ話しにならない、そこで前に行き差をつけておけばディープインパクトを完封できる!とルメールがそれを本番でやっちゃうんだからたいしたもの。
だって、異次元的な強さを見せてきたディープインパクトを負かす方法なんて普通の騎手じゃ思いつかないしそんなお手馬もいないわけで。
最後の直線粘るハーツクライを大外からジワリジワリとディープインパクトが加速してくる。
よし、届く!と誰もが思っていた、あれ?まだかわせないなー?まだかわせないなー?と思っていたらゴールしていた。
16万人の大観衆はディープインパクトの敗戦を目の当たりにし静まり返ってしまった。
ただただ皆絶句していた。
こういう唖然とすることが平気で起こるから有馬記念は面白い。
まあ、あの時のディープインパクトの調子はきっと悪かったんだろーなあ。
3冠レース全てのパドック見てきたワシが言うが3冠レースの中で1番悪い馬体してたもん。
でもそれでも勝つ!と慢心してたね、どんな名馬も調子悪ければ勝てない。
それはタイキシャトルで学んでたはずなんだけどねえ。
ありえないと思うことが平気で起こる有馬記念
ダイユウサクメジロマックイーンを差す。
トウカイテイオーが1年ぶりのレースだが勝つ。
ディープインパクトが負ける。
もし今回・・・ありえないと思えることが起きるとしたら・・・?
やはりオジュウチョウサンの勝利か?
競馬暦23年、障害G1勝ちまくった馬が有馬記念に平場2勝して出てくるとか・・・。
普通に考えればまずありえない、だって冷静に見ればオープン馬じゃないしただの条件馬。
スタミナは無尽蔵にあってもスピードが足りない、そう思うわな。
どう考えても勝つ光景が想像できない。
出来ないゆえに・・・もし勝ってしまったら・・・それはダイユウサク、テイオー復活、ディープ敗戦以上に歴史的大事件になるんだろーな。