残り400mでの大誤算、サニーブライアン

今週は思い出のダービーでも毎日語ろうか。
まずはサニーブライアン

言わずと知れた2冠馬。
まあ、当時は皐月賞の逃げ切りが物凄くフロックフロック言われてたんですよ。
競馬初めてまだ2年ぐらいのワシも2度は続かないとか言ってた。
ましてや今回は同じ逃げ馬サイレンススズカがいる、逃げ馬同士の潰し合いになると読んでいた。
そして残り400mでサニーブライアンは失速しそこで終わると予想していた。
ハイペースになってワシの予想していたメジロブライトシルクジャスティスが飛んで来る。
そう思い描いていた。
現地で見ててそうなる・・・!と信じていた。
大歓声の包まれ目の前を過ぎていく17頭(シルクライトニング除外ね)。
残り200mのところで観戦していたが驚愕した。
何故だ!?何故止まらない!?何でそんなに突き放すのか!?
残り400mを切っても失速するどころかさらに突き放しリードを開いていく馬。
サニーブライアンだった。
こ・・・こんなに強いのか?サニーブライアンが先頭で目の前を過ぎて行き、さらに大外にシルクジャスティスメジロブライトが目に入ったがもう届かないと確信していた。
フジテレビ三宅アナウンサーの渾身の叫びは実況というか大半の競馬ファンの心境とも言えた。
「これはもうフロックでもなんでもない!」
弥生賞では先手を取れず何とか3着に入ったが勝ったランニングゲイルのパフォーマンスが凄く全く印象に残らず。
若葉Sに出走したときは圧倒的な人気だったがまさかの4着。
そりゃ皐月賞で大きく人気を落とすわけだ。
中にはサニーブライアン?出てたの?ぐらいの感覚だった人もいたはずだ。
人気馬総崩れの大波乱の皐月賞
プリンシパルS出走案もあったが実現はしなかった。
G1を勝っているが「運が良かっただけ」という言葉がどうしても頭から離れず本番では一切予想には入れていなかった。
しかしダービーこそ、その「運」が必要なレースなのは競馬ファンの常識。
運を味方につけたサニーブライアンを止められる馬は結局現れなかった。
レース後、巻き起こる大西コール。ワシも我を忘れてコールに参加したっけか。
3冠が期待されたが故障により夢と消える。
復帰初戦はAJCCが予定されていたが調整ミスで見送られることに。
日経賞を目指し調整が進められていたところでの無念の故障。
結局あの逃げはもう見られなかった。
あんな凄い逃げを見せられて次は買うぞ!と思ってた人も多かったはず。
しかし、それはサニーブライアンを最初から信じていた人のみ味わえた至福。
もしいつかサニーブライアンと同じような馬が現れたら今度こそ信じてた者のみ味わえる至福の瞬間を味わいたいものだ。
もしかしたら長年競馬やってる人は既にカツトップエースで学んでサニーブライアンで至福の瞬間が訪れていたのかも知れない。