まずは何が起こったのかわからない演出とわ・・・

さてどんどんクライマックスが近づいていくジョジョ3部アニメ。
花京院はDIOのスタンドを暴く方法を思いつく。
いったん距離を置く、そしてDIO様は表紙のポーズをここでお披露目。
ドドドドドドの帝王感がハンパない。
花京院のエピソード、小学生時代友達が全くいなかったという事実が明らかになる。
それには理由があり生まれつき持った能力法王の緑を見える人間がいなかったからだ。
見えない人間がいくらいい人間でも心を開けない、同じ人間ではないからだ。
ゆえに心の通った友達は作れなかった。
今回の旅で初めてスタンドが見える人間と知り合い友達になれたことが花京院のこれまでの人生においてどれだけ心に満足感をもたらしたことか。
どうでもいいが、幼少時の花京院・・・髪型やばいな・・・もうその髪型だったのか。
しかも胸にチェリーのバッヂかな?つけてる・・・。
追う妙なオーラ全開のDIO様、まるでサイヤ人だ・・・。
途中で挟み撃ち作戦に気が付くが・・・いきなりのエメラルドスプラッシュ。
慌てずにこれを対処するDIO様だが触れると発射される法王の緑の結界内にすでに入っていた。
あちこちから発射されるエメラルドスプラッシュにさすがのDIO様もダメージを受ける。
半径20mの法王の緑の結界、これは無敵なんじゃないか?と思われるぐらいDIOを追い詰めたかのように見えたが・・・。
DIOにめがけて360度から放たれるエメラルドスプラッシュ、回避は出来ないッ!
が・・・DIOはついにそのザ・ワールドの能力を解き放つ。
次の瞬間・・・!
吹き飛ばされる花京院・・・え?
ええ?見ててリアルで「え?」と言ってしまった。
なんといきなり花京院がやられていた。
視聴者に「何があったのか?」と思わせるに最高の演出をしてきやがった・・・。
マンガでリアルタイム見ていた時は花京院がだんだんと死に近づいていく様が描かれていて絶望感がたっぷりだったもんなあ。
体をブチ抜かれ致命傷の花京院・・・初見の人にはきつい展開だよなあ・・・。
死に際の花京院は両親のことを少し想ったあとにDIOのスタンドの謎を考える。
死ぬ間際に仲間へなにかを託そうとする精神ってのちのアバッキオやジャイロみたいに荒木作品には欠かせないものになっていくんだよなあ。
自分の完璧と思えた作戦を寸分の狂いもなく破ったことに疑問を持ちそれが確信へと変わる。
この死ぬ間際だからこそアドレナリンが異常に分泌してしまって一瞬で色々と考えられるんだろうな。
気がつくが・・・すでに自分は致命傷、指一本動かせない・・・だが・・・!
次はジョセフに狙いを定めるDIO
その体!エリナおばあちゃんのためにも返してもらうぞ!
おお!?まさか老ジョセフの口からエリナおばあちゃんという言葉が出てくるとは思わなかった・・・これはいいアニオリ。
しかもDIOがこれに反応し「ああ、あの田舎娘か、くだらん」
あんた昔ズキュウウウウン!してから泥で口現れブチ切れてたやん。
そしてジョセフに襲いかかるが・・・花京院のエメラルドスプラッシュが時計台を破壊するッ!
最後の最後のメッセージを込めたエメラルドスプラッシュ・・・そして消滅していく法王の緑。
そして花京院典明、死亡・・・もう何十年も前の作品なのに未だにここの死亡のテロップは絶望感凄いわ。
1番絶望感がすごかったのがコミックだよね、コミックの仲間たちのところにだんだん「死亡」の文字がついていくこと。
3部の最終巻だと3人(1匹)に死亡と書かれるから「ああ、本当に死んだんだな」と絶望感を植え付けてくれる。
激怒したジョセフがハーミットパープル&波紋を仕掛けるが全く通用しない。
そもそも戦闘用じゃないのでかなり不利。
そして距離を置き花京院の最後のエメラルドスプラッシュの意味を考える。
さすがは策士、すぐに花京院のメッセージを汲み取る。
そしてここで時間が止まったところまでいったん戻り再現V。
法王の結界を丁寧に1つ1つ止まった時の中で切断。
徐々に距離をつめていき・・・腹を貫通する一撃ッ!
当時巻頭カラーで描かれてて花京院が腹ぶち抜かれて終わったんだよなあ。
しかし能力が解ったところでいい策が出てくるわけがない。
エシディシ、ワムウ、カーズの時はどんな状況でも様々な策があった・・・。
しかし時を止めるという能力の前には策士ジョセフであろうと何1つ打開策は・・・見いだせなかった。
そしてDIOは追い詰めジョセフに攻撃を・・・しない!
追い詰められても尚ジョセフにはまだ策があった。
それはハーミットパープルを全身にまとい波紋を流す、いわば波紋バリアを作っていた。
さすがのDIOもこれには手を出せない・・・が!
出せないなら出せないなりの攻撃を仕掛けてくる。
ブロック塀を破壊しこれを被弾、これには波紋ガードも意味を成さない。
そこに承太郎も現れるがすでにDIOはジョセフを射程距離に入れ・・・ザ・ワールド!
通行人数名被害&ネコ撲殺、そしてうっかりネコ食べちゃう・・・これよく再現したなあ・・・。
時を止めていても波紋は驚異、DIOは冷静にナイフを投げる。
思えばオープニングめっちゃネタバレだよなあ・・・。
そしてジョセフまでやられる。
アニメとはいえたった1話で一気に主要キャラ2人もやられるとか・・・すげーラスボスだよなあ。
ブチギレる承太郎は逃げろといったジョセフの助言を無視し思いっきり近づく。
まあ、承太郎が逃げるような正確でもないし何よりスタープラチナが近距離パワー型だからしょうがない。
せっかくジョセフが私の「世界」の正体を試験終了チャイム直前まで問題を解いてる受験生のような必死こいた気分で教えてくれたというのに…って・・・DIO様、例えがおかしいっすよ。
そして承太郎とDIOの対決が始まるッ!
最初は小手調べだがだんだんと激しさがまして行き・・・オラオラと無駄無駄のラッシュ!
やはり子安ボイスでの無駄無駄はいいね。
初めて聞いた無駄無駄ボイスがスーファミ版でものすごーくがっかりしたんだよ当時。
すんごい変な声で「ウダウダウダウダ」とか言ってたんだもん。
そしてここで次週。
もう花京院までやられるとエンディングが苦痛になってくるね。
そして今日のツイッターで注目ワードに花京院が入ってて多数の人が泣いていたようで。
初見に人にゃあツラいだろうねえ・・・これが荒木作品の素晴らしさと残酷さなんだよなあ。
男塾とかドラゴンボールじゃ絶対ない展開なだけに当時の小学生がどれだけショックを受けたと思ってるんだよ・・・。
ワシもその一人じゃ。