麻雀放浪記2020

上映前から色々話題沸騰してしまった作品、麻雀放浪記2020。
そう・・・コカイン使用で逮捕されたピエール瀧が出演しているのだ。
ただあえてそれを踏まえた上で公開に踏み切ったある意味英断な作品。
さっき観てきたわけで。
麻雀がテーマーなだけに年齢制限のついた作品。
物語の主人公は・・・そう「坊や哲」。
麻雀放浪記だからそこは揺るがないね。
坊や哲、出目徳(小松政夫)、ドサ健(的場浩司)、そしてベッキーw。
この4人のイカサマありの麻雀終盤、ピンズの九連和了るところでカミナリが落ち東京五輪が中止になった2020年にタイムスリップしてくるというもの。
九連ツモった際に5の筒子もうっかり持って来ちゃったが・・・これがオチへと繋がる。
たまたま町で出会った売れないアイドル、ドテ子、その会社の社長のクソ丸と知り合う。
この辺は一応・・・麻雀放浪記ベースなのね。
タイムスリップ作品の定番な流れになりだんだんと馴染んでいき坊や哲がイケメンなのでそれを利用し昭和鉄という芸名でふんどし姿で麻雀打つというスタイルで芸能界へという変な流れ。
しかしまあ・・・年齢制限を設けている作品なだけあって・・・結構表現が過激。
賭け麻雀はもちろんのことセックス描写、おっぱいポロリ、ヒロポン注射、残虐シーンとなかなか責めこんだ内容。
ってか麻薬、多分ヒロポン使ってるシーンが一瞬でも流れちゃったけど・・・ええんか?
肝心のピエール瀧は・・・別にメイン役ではなくチョイ役に近い。
後半出番ほとんど無かったし。
なるほど、これだけの出番なら別に無理に公開中止にするほどでもないな。
むしろ竹中直人のバカみたいなセックスシーンのほうがよっぽど問題あるわw。
物語の核としては東京五輪が中止になった穴埋めとして麻雀世界大会というのを開催するという流れ。
で、対戦相手はまず最高の人工知能を持ったロボット、ちなみにベッキーw。
ネット麻雀で強い相手を探してひたすらやりこむ坊や哲。
ランク1位の相手と戦い僅差で負けてしまうがこの1戦をロボットがチェックしていて対戦相手に要求するというもの。
あとは中国代表の麻雀のプロが相手。
坊や哲、ネット麻雀ランク1位の的場浩司、中国人風小松政夫、そしてロボットベッキーというまあ予想通りな展開。
ここで麻雀解説員をしているのが舛添要一というのが爆笑もの。
ちゃんと元東京都知事って肩書きなんだもんw。
ロボットベッキーが圧倒的な強さを見せるが途中で自動雀卓が壊れ手積みへ。
そっからは全員イカサマ全開モード。
ベッキーがあっという間に追い詰められるがそれらをすぐに学習し今度はベッキーイカサマ連発してくるというもうギャグ展開だなコレは。
これはもうオチがなんとなく読めてきちゃったなあ、最後に坊や哲が九連和了ってカミナリが落ちて元の世界に帰れるって流れだな。
そしてその時はやってきたのだが・・・九連テンパイするも和了り牌の5ソーがすでに3枚切れていてもう1枚はドラ表示。
なので完全に死に手。
え?まさか・・・と思うよね?
そう・・・そのまさかをやっちゃうのよ。
もう5ソー全部場に出ているのにポケットから過去から一緒に持ってきた5ソーを取り出し・・・ツモ!!
九連和了ってしまったのである・・・イヤイヤイヤ!!
5枚目になっちゃってるからドチョンボやんけ!
そしてカミナリが落ちて坊や哲は無事に元の時代に戻れ再びあのメンバーとの麻雀を再開する。
ついでにベッキーロボまで過去にやってきちゃったところで終わり。
いやいや・・・これは・・・酷いぞ。
試合結果もうやむや・・・っていうかチョンボだよチョンボ
これは・・・正直・・・観に行くまでの作品ではなかったかなあ?
話題性はあったけどねえ・・・。