ひるね姫

映画観る前のコマーシャルってあるやん?
結構「あ、これ面白そう!」と思わせる作りになってて中にはそのCMが1番面白いとか言う人もいるぐらい。
前にブログでも書いたがその時に「ひるね姫」って面白そうだなーと思ったわけよ。
んで昨日レイトショーで観て来た。
以下ネタバレ注意。
多分最初のイメージでは女子高生が夢の中でファンタジーするような内容なんだろーなあと思って観てた。
まあ最初はそんなイメージ通りで日常パートはゆったりという流れ。
夢の中は魔法のタブレットを使う魔法使いになっている。
タブレットってのが今風だよなあ。
やり取りなんかもSNS、ようはラインばっかり。
夢の中の登場人物と現実世界の登場人物が微妙にリンクしているのよね。
立ち位置も立場も色々と。
ただ夢の中には黒くてどでかい怪物が出てくると言う設定。
ま〜たでかい悪者が出てくるアニメ観ているのかワシは・・・。
最近観た映画全部デカい悪者出てくるわ〜。
シン・ゴジラ、炎のバケモノ、氷のバケモノ、今回も炎のバケモノ。
その炎のバケモノをどーにかするためにロボットでどーにかするというまさかのロボットアニメ展開・・・おいおいおい聞いてないわ。
話しの流れは夢の中でも現実世界でもタブレットがキーワードでどっちも同じ悪役の人が狙っているというもの。
夢の中では魔法が使え無機物に生命を吹き込める。
現実世界では何か重要なデーターが入ってる、つまりシステムエンジニア的な重要なデータ。
入ってるデーターは車が自動運転になるためのデーターで東京オリンピックの時に自動運転で選手を会場に運ぶというもの。
それをするかしないかで日本トップクラスの車のメーカーが上層部でモメているというもの。
社長は自動運転成功させたい、でもまだ不完全、んで幹部クラスの連中が断固反対。
中にはわざと失敗させて失脚を狙う人も。
けどそのエンジニア技術は社長の娘(故人)が主人公の父親と二人で完成させていた。
そのタブレットに入った情報があれば成功するが失脚を狙う人には成功して欲しくない。
それを夢の中という表現でちょいちょいファンタジーになるがたまに現実にもなる。
観てて途中で混乱してくるねえ。
これは子供向けではないな、シン・ゴジラ並に子供が理解出来ない内容だ。
クライマックスシーンではロボットとでかい悪者の宇宙まで行っちゃう戦闘が始まる。
このシーンでふと我にかえる。
「ワシ何の映画観てんねん!」
宇宙のシーンが最終的現実に戻ると車メーカーの会社の上の階から落ちそうになっているという展開になっている。
どーしてそうなった・・・現実ではこういう動きになっていたという補足が無かったのでかなり歯がゆい展開、それになんとなくオチも読めちゃった。
んで・・・最終的にはオリンピックでの車の自動運転も無事に成功し父親と祖父が和解。
まあ・・・なんというか・・・展開がよくわからない。
ツイッターで「ひるね姫」と入れた後にスペースあけたらいの1番で「つまらない」という言葉が出てくる意味がはっきり解った。
これは一般人には非常にわかりにくい作品だということを。
そして評価もされにくい、せいぜい5点満点中3点未満のレビューが非常に多い。
エンディングのエピローグでなんとなくわかったのだが・・・。
これはシステムエンジニアの仕事をクローズアップした作品なんだと。
色々わかりにくく伝わりにくいからそれをファンタジー取り入れた作品なんだと。
ゆえに・・・その辺詳しくないと正直楽しめない、そんな作品。
なので・・・そうだなあ・・・。
日テレ全面協力作品なので金曜ロードショーでやるまで待つのが正解かな?
劇場で2000円近く払うのは正直高いかな?
あんまりオススメはしない。
今度観る予定のキングコングとどっちが面白いのかなあ、難しいところ。