渋谷のハロウィン体験

どういうものなのか、それは実際に体験してみたいと真の答えは出てこない。
そう思って今年は渋谷で毎年どんどん規模がデカくなっていくハロウィンへ行ってみた。
ハロウィンとは言っても名ばかりでただのコスプレ大会みたいになっているが・・・。
仕事が終わってから晩飯自宅で食ってから渋谷へ行きました。
埼京線内、渋谷が近付くにつれてもうコスプレしている方々が乗ってきます。
まるでそれはコミケの朝の電車のような・・・。
ムリもない。
渋谷で着替える場所が大混雑していて渋谷区が先にコスプレして来い!と呼びかけているんだから。
そんなワシもコスプレをする側だったり。
最初は普通のスーツ姿。
どこで変身しようか、いつやろうか正直・・・ビビってた。
大混雑しているであろうハチ公口からあえてスタートしてみる。
案の定大混雑している、そして早くも違う世界が展開されていた。
そしてよくも悪くも世界中に有名になってしまっているこの渋谷のハロウィンコスプレ。
たくさんの外国人の方々もいて向こうならではの本格的なコスプレされている、いやコスプレじゃなくて仮装だな、うん仮装している方々も大勢いた。
肝心のスクランブル交差点は・・・警視庁の本気なのか尋常じゃない数の警察官を配置。
そしてあちこちに設置されているDJポリス。
しかしうるさすぎてなーんも入ってこない。
こんなに人が多いところでワシのコスプレは・・・邪魔じゃないなあ・・・不安になる。
とりあえず交差点渡って少しでも空いているところへ行こう、そこで変身だ。
ワシが準備したコスプレ・・・それは・・・。
熊のプーさん・・・ただのプーさんじゃない。
熊のプーさんの顔だけのきぐるみ、体はあえてそのままスーツ姿。
んで首からサンドイッチマンスタイルである言葉の書かれたプラカード。
なんの言葉か・・・それは・・・「無職」
そう、プーさんとプーをかけた微妙なコスプレです。
あと小道具としてハチミツの容器、競馬新聞を持ち歩く。
変身した直後からすぐにあちこちから「無職だw」「無職w」「プーか!w」みたいな声が聞こえてくる。
うわ〜恥かしいかも・・・と思ってたらもう2分経たないうちに写真撮られました、声もかけられました。
まあワシのほうももうヤケだー!という気持ちが勝って堂々と歩くことにした。
センター街方面へ歩いてみる、しかし人が多すぎて牛歩牛歩、山本太郎より少しぐらい早いペース。
しかし仕事終わりも若干あるし風邪気味もあったので壁際方面でちょいと列の切れ目があったのでそこへ退避。
少し休憩していたらもうそこから来るわ来るわの写真いいですかー?のお声が。
圧倒的に女性が多い、さすがプーさんだー!すげえ!
あと思ったより「無職」と書かれたメッセージがツボに入る人が多かったのは嬉しい誤算。
ハチミツ飲んでる姿(空容器だけど)もかなり撮られたよ。
もうねしばらくその場所から動けなかったよ。
そろそろ移動しようかなー?と思ってる矢先にすぐに写真いいですかー?って来るから。
いやーでもねえ、女性とたくさん写真撮られるって・・・イイね!すんごく楽しいわ。
中には「私も無職でーす!」とはっちゃける人もいたり。
「就活頑張ってください〜」と声かけてくれる人も非常に多かった。
中には「本当に無職なんですか?」と聞いてくるのでボソっと「働いてます」とだけいっておく。
あとプーさんの知名度の高さのおかげで外国人の方々にも撮影されちゃいました。
あとねえ・・・うるさくてよく聞き取れなかったが、何かのウェブニュースです!と言って撮影して使ってもいいですか?と聞いてきた人もいたなあ、一応OKしたけど・・・ホントに使ってくれたのか?
ようやく別の場所へ移動して落ち着くかな、と思ってたらやっぱりそこでも写真いいですかー?とワラワラ。
たのしいーーー!けど・・・疲れるーーーー!
中には競馬新聞に反応してくれる人も。
翌日の天皇賞の予想互いに言い合ったりして楽しんだ。
中にはお菓子本当にくれる人もいるんだね、雨とかチョコもらっちゃったよ。
中には渋谷という場所柄かなー?少しお酒入ってたけど妙に引っ付いてくる女性もいたわ。
その気になればこれはお持ち帰り可能だったかも(笑)。
まともにゃ数えてなかったけどさ、多分100人以上に撮影されただろうね。
フェイスブックやラインにあげている人いたら見せてーどんな姿で写ってるか見てみたいわ。
ハロウィンということなので圧倒的に多かったのがホラー系のコスプレ。
ゾンビメイクが多いこと多いこと、可愛らしさを残したメイクもあればすっぴんより怖いゾンビ顔になってたりと様々。
うる星やつらラムちゃんのビキニ姿のコスプレがいたのを見た時にはコスプレイヤー魂を感じたわ、そこそこ気温寒かったぜ?
ワンピースコスも多かったが圧倒的に多く見かけたのはトラファルガー・ローだね。
あれだけ多かったら珍しくもなくなる。
一般の人もそれなりにいたよ、若者だけじゃない、雰囲気を楽しもうという熟年夫婦、老夫婦様々。
中には犬に電飾コスプレさせて芸をさせる人もいて楽しかったり。
当然いいことばかりではない。
スクランブル交差点へもう1度行った時に物凄い押し合いになってしまい中には転ぶ人も。
幸いケガがなかったが。
もう少しあの凄い人数を分散できれば少しは違ってくるのか?
あとネットやニュースでもすでに紹介されて知っているだろうがゴミの問題。
そもそも東京都内には固定のゴミ箱が非常に少ない、少なかったら溢れるのはしょうがないでしょ。
持って帰れって言うかも知れないけどそれは心情的に難しいところでしょ。
非常に難しいかもだけど・・・あの交差点車通れないようにしたり着替える場所をもっともっと増やしたり臨時ゴミ箱をもっともっと増やしたり来年へ向けて問題は次々に浮き彫りになるね。
バカ騒ぎイベント、こんなのハロウィンじゃない、踊らされすぎと言う人もいるのも事実。
それも事実だよ、うん、けどね・・・現場の楽しい雰囲気は現場に行かないと味わえないよ。
まあ、尋常じゃないぐらい混んでるけど楽しめたよ?ワシは。
ハロウィンはこうじゃない!と言う意見もあるけど、そんなもの今更だよ。
クリスマスにラブホテルに行列作るカップルにはクリスマスはこうじゃない!って言ってる?
人の国のイベントや料理を魔改造するのは日本のいいところでもアリ悪いところでもあるわけで。
広い心を持つことが大事だね。
あとは当然こういうところがダメ!という部分もしっかりと把握すべき。
その中で自分が出来る範囲のマナーを守りつつ楽しめればいいじゃない。
そんなわけで、来年も行ってみたいわ。
もう1回プーさんでさ。
改善点がいくつかある、まずホワイトボードに水性ペンで無職!って書いてたけど、混雑しているところを通るとこすれて文字が消えちゃったりするんだよね。
ということは少なくとも誰かに少しインクがついちゃってることになるわけだし。
来年は消えないようにボート捨てる気で油性で書いたほうがいいな。
で、字も手書きじゃなくて筆みたいな達筆のほうが面白いかも知れない。
そして何より・・・プーさんの中の視界が非常に悪い。
どーにかして視界を良くしないとぶつかったりして危険。
今回2時間ほど渋谷に居たかな?
けど濃密な2時間だったよ。
撮影したいなーと思ってたけどまさかこんなに撮影されるとは思わなかった。
中身はおっさんなのに女子が群がってくれるのって・・・夢でも見ているようだったよわっはっは。