日常は姿を潜め非日常の連続だった

もう3年も経ってしまうのか。
2011年3月11日・・・東日本大震災発生。
この日の出来事だけは最近記憶力が乏しくなったワシでもはっきり鮮明に今でも覚えている。
誰もが味わったことのない恐怖。
そしてその日からしばらく続いた非日常な生活。
どうなっちゃうんだろう・・・そんな不安の日々。
地震だけじゃない、色んなことを体験した。
電車が動かないから歩いて帰ったあの日・・・。
歩くとこんなに時間が掛かるのか、でも案外道は単純だとか。
そして原発の影響でよくわからないまま行われた計画停電
電車が動くのか動かないのか、本当に翻弄された。
さらにお店から無くなる食料品。
近所のイオンの食料品棚からありとあらゆる食品が消え棚がまるで閉店するお店のように何もなくなった。
どうすればいいのかわからなかった放射能問題。
なにより恐怖したのは・・・頻繁に起こる余震と思わず震えてしまう緊急地震速報メールの独特の着信音。
そこには3月10日以前にあった平穏な日常というのは全く存在しなかった。
一応・・・今では平穏な日常というのは取り戻している・・・のか?
被害が東北と比べ少ない関東圏だからかな?
被害の大きい東北地域ではまだまだ何も進んでない場所もあるはず。
3年も経っているのに?まだ3年しか経っていないのか?
3年じゃあ・・・何も解決してくれないのかな。
次は・・・首都圏直下か。
それとも東海か?南海トラフか?
東日本大震災から間もなく3年。
きっと来年も再来年も全く色褪せることなくあの日のことだけは鮮明に記憶しているだろう。