お待ちかね たった5文字で フクキタル

マチカネでお馴染みの馬主、細川益男氏が先日亡くなっていたらしい。
時代とともに進化していく日本競馬。
馬の徐々に強くなり、色んな馬が誕生してきた。
それとともに上昇する馬名センス。
昔はいかにも取ってつけたような英語を使った馬名がちょいちょいあった。
今ではしっかりした意味もあり響きもよい外来語が使われている馬がさらに増えた。
ジェニュイン、エルコンドルパサースティルインラブディープインパクト
だがしかし、そんな波にも負けずに古きよき日本語を使い続けていたのが・・・マチカネ軍団。
マチカネフクキタル
マチカネワラウカド
マチカネイワシミズ
マチカネハテンコウ
マチカネコンニチワ
マチカネオイデヤス
マチカネオトニキク
マチカネクサマクラ
マチカネコンチキチ
マチカネスキヤネン
マチカネテナモンヤ
マチカネニホンバレ
マチカネハルヨコイ
マチカネヒトリタビ
マチカネミダレガミ
9文字の馬名制限に既にマチカネだけで4文字。
残されたたった5文字を使うだけでここまでインパクト、そして日本の言葉の綺麗さを思い出させてくれるのはもはや芸術の域。
これが同じ珍名馬主小田切有一さんと決定的に違うところ。
田切さんも負けないぐらいキレイな言葉を使った珍名馬がいるが、たった5文字でやってのける細川氏は間違いなく天才。
マチカネフクキタルが4連勝で菊花賞を制した時にはマチカネの時代が来た!と感じたけどそれ以降は低迷しちゃったっけ。
レースをするだけじゃなくて、馬名だけでも楽しませるという部分から競馬会に大きな影響をもたらせたのは言うまでもない。
ご冥福をお祈りします。