小学生の頃大好きだった番組がある。
「知ってるつもり？！」
歴史上の人物を１時間に渡って紹介する教養番組なのだが・・・たまーにクイズ番組になる。
小学生高学年だった頃に見始め、その頃は歴史なら何でも学ぶ！という精神だった為に色んな人物を知ることとなる。
この番組を見なかったら普通は絶対に名前すら見ない歴史の影に隠れた偉人はたくさん居た。
浮谷東次郎
田中正造
宮武外骨
古川ロッパ
中村久子
ヴラド・ツェペシュ公
数え上げたらきりが無いのでこの辺で。
学生時代に学ぶ歴史とは違い、今までになかった歴史の姿を見ることが出来た。
特にドラキュラのモデルとなっているヴラド公の回はなかなか面白かった。
ドラキュラのモデルになるような数々な冷徹なやり方。
しかしそうなった原因などを知るとなかなか考えさせられる。
敵対国に自分の弟が男色に染められたとか色々と不遇に強いられてきているわけで。
ヴラド公はヴラド公なりに考えて国を守ろうとしていた。
感染する病に侵された市民をどうせ死ぬなら敵兵を巻き添えにして死ねと戦地に送り込んだり。
相手国兵士の死体を相手国が通る道へ晒し戦意を喪失させたりとても普通のやり方とは思えないが・・・。
なるほど、戦においてはそういう戦術もあるのかと納得もした。
晩年に人を愛することを初めて知り、何をしていいか解らず編物を始めたという逸話もあるぐらい。
番組によれば最後は男色に染め上げられた弟らに殺されたと言う。
無残・・・そして可哀相な最後・・・それが感想。
時代や場所が違えば恐らくは歴史に名を残す偉人になっていただろうに。
運が悪かったというべきか、ドラキュラのモデルになるという悪名を残すことに。
ちなみにこの番組で・・・あの名馬「シンザン」の回もあったりする。
もっかい復活してくれないもんかのう。
