すずめの戸締りは見る前に注意

映画のポイントが溜まってたので今話題の映画「すずめの戸締り」を観てきました。
ただ・・・この作品、見る前に要注意。
ネタバレというわけではないが・・・。
この作品・・・「東日本大震災」が描かれている。
そしてアラーム音こそ違えど緊急地震速報が頻繁に出て来る。
なので東日本大震災に嫌な感情がある人やトラウマがある人、緊急地震速報そのものが苦手な人。
そういった方は観ないことを推奨する。
以下ネタバレ
主人公は岩戸鈴芽、九州は恐らく熊本かな?
17歳女子高生。
映画観た後だから色々気付くことがある。
まず苗字だ、岩戸と言えば・・・天照大神が岩戸に隠れたうんぬんの日本の神話だ。
岩戸を閉じる・・・か、なるほどねえ。
最初のシーンで下り坂で自転車というところ・・・右側通ってる!ダメじゃん!と思ったのは恐らくワシぐらいだろうなあw。
まあざっくりした流れは・・・。
朝の通学路→イケメンと遭遇→道を聞かれる→エエ男やん、ちょっと追いかけたろ→変なもん発見→うっかり封印解いちゃう→変なものが見える様になるみんなは見えない→変なものは扉から出てきている→早く閉じないと大地震を起こす→時間切れで大地震発生→イケメンと出会い扉を閉じる人なんです、へー→封印から解かれたネコのような生き物にイスにされるイケメン→ネコどこやー探せー元に戻せー→行く先々で地震が起きそうになるがそれを阻止→ネコを追いかけて九州から四国、淡路島から神戸と経由し今度は東京へ→イケメンの自宅寄ってからネコ探し再開→過去最大級の地震になりそうになってしまいもう1つの封印が解かれてしまう→このままでは関東大震災になる→イケメンが身を挺して自分ごと封印→大災害は免れたがイケメン行方不明→探さないと→イケメンの同級生と育ての親が主人公見付け同行→主人公の故郷にイケメンを戻す扉があるかも知れない→被災地へ→津波で何も残っていない故郷へ→そこで扉を発見し・・・。
というすぐに思い出せるのはこんなもんか。
最初はドタバタ悪霊退治みたいなもんかなー?とこれは微妙な作品かもなーと思って観てたわ。
でも途中で物語の「肝」というべきか、東日本大震災に繋がっていると気付いた時に「あ、ここから面白くなるんだ」と思ったね。
君の名は。でも序盤に微妙だなーと思わせて後半からガラっと変わるのは新海誠マジックなんだろうなあ。
話が重たくなるんだよね、今回は特に・・・。
震災当時4歳のすずめが母親を探して色んな人に聞いて回るという何とも言えないシーン。
ここら辺は結構周りから涙すすり泣く音が聞こえて来たわ。
ワシもねえ、オカン亡くした時の感情が少し蘇って泣きそうになったわ。
まあ最終的にハッピーエンドになるから悪くはない。
それにしても・・・すずめが行く先々で起きた食い止めた地震の場所・・・。
熊本は熊本地震、四国は・・・恐らく南海トラフ、淡路島ルートからの神戸は言うまでもない阪神淡路大震災
東京は・・・関東大震災だな。
主人公のすずめが結構色んなシーンで無茶して怖くないのか?と思ったが・・・これも東日本大震災を乗り越えて来てるから覚悟が違うんだな。
あと・・・やっぱり君の名は。が大ヒットしたせいで天気の子もそうだったように・・・スポンサーが出しゃばってるな~w。
マクドナルドが普通に出て来るし、さりげなくヤマト運輸、出て来たコンビニはローソン。
んで・・・妙に懐メロが流れてたなあ、車で東北へ向かう時に「荒井由実」のルージュの伝言が流れたし。
ちゃんとエンドロールで「荒井由実」と表記してた辺りにこだわりを感じた。
5点満点中4点かなー?なかなか面白い・・・が、やはり震災や地震を扱った作品ゆえ観れない人もいると思う。
思ったより重いストーリーだったのは良くも悪くもかな。
これも・・・1年後ぐらいに地上波流すんかなー?
いや・・・流せるか?地震や震災を扱う作品を・・・果たしてすんなり流せるかどうか・・・どうなんだろーなー?