10年・・・か。

外では黙とうの時間に元気に騒いでいる小学生が居た。
そうか・・・直接知らない世代か、もうそれだけの時間が経ってしまっているのか。
早いな、10年って早いな。
2011年3月11日だけはあの地震があった直後から未だに鮮明に覚えているよ。
あの時ほどグーグルマップを見るのが趣味で良かったと思ったことはない。
当時新宿で仕事をしており万が一、電車で帰れず歩きになった時の想定ってのをしていて良かった。
どこで意外な趣味が役立つかわからんもんだ。
もう10年、それともまだ10年か。
それまで津波なんてゲーム、もしくはスマトラ沖でのヤツしか知らんかった。
スマトラ沖での津波映像ってのは衝撃的だったが、あれぐらいなのが来るってのは想像だにしなかった。
それよりも前、2008年んだか2007年に1度大津波警報ってのは起きているんだよね。
チリ地震かなんかで。
その時は実際大したことがなかった。
2日前の地震津波こそ発生したが人が死ぬような被害の津波では無かった、せいぜい海で養殖してる海産物が台無しになった程度だった。
その時の津波がよろしくなかったな。
ゆえに本番の津波を甘く見た人は少なからずいたハズ、ヤバいと感じた時に逃げようとしたら既に手遅れだった人もいるはず。
今は・・・津波は非常に恐ろしいモノとして我々の脳裏にこびりついた。
そう、知ってるのと知らないとでは大きく違う。
最初に書いたいわゆる東日本大震災あとに生まれた世代。
ワシら知ってる世代がどんどん減っていき、知らない世代が甘く見ている時に再びドカンと発生しないことを祈るばかり。
どうせ巨大地震がまたどっかのタイミングで来るというのなら、出来れば知ってる世代がまだ大勢いる時に願いたい。